健常なヒトの場合、安静座位から起立、立位といった動作は、自律神経の亢進、抑制、交感神経の亢進、抑制という自律神経反射により、闘争・逃走本能の備えと解除、脳血流維持の緊急対応と解除を行い、心身の恒常性を維持しています。
自律神経自体に異常があるか、中枢神経の信号に異常があるか、器官の異常による内臓感覚神経の信号に異常があると自律神経の異常となって現れます。
きりつ名人はこのような原理を応用し、能動的起立による、自律神経の基礎活動と反応性から、自律神経を総合評価します。

能動的起立に対する自律神経反射と循環反応

能動的起立に対する自律神経反射と循環反応