自律神経は、起立時交感神経を亢進・副交感神経を抑制します(自律神経反射)
ヒトは起立時、重力の影響で下肢に血液が貯留します。上半身の血流量低下の情報を受け、自律神経は速やかに交感神経亢進、副交感神経の抑制という信号を出し、上半身の血流量低下を解消します。また、ヒトは起立時、闘争・逃走本能が働きます。中枢の情報を受け、自律神経は速やかに交感神経亢進、副交感神経の抑制という信号を出し、闘争・逃走に備えます。
能動的起立負荷は「立つぞ!」という中枢の興奮性神経の影響と、血圧が低くなって作動する圧受容器信号の影響により、交感神経亢進・副交感神経抑制という自律神経反射を惹起させます。