夜間血圧は低下していたーそして朝方に見られた自律神経の変化 ある50代の例

【症例背景】

・50代の一例
・降圧薬(アムロジン)服用開始後の経過
・毎朝、同一条件で測定
・測定:きりつ名人

本症例では、降圧薬服用後の夜間記録において、血圧は睡眠中に明確な低下を示していました。

夜間血圧の低下がみられた

夜間の記録では、睡眠中に血圧が低下する様子が観察されました。
夜間血圧低下の意義については、これまでに多くの報告がありますが、
本症例の記録は、そうした議論の文脈に位置づけて解釈することが可能と考えられます。

降圧薬服用約1年前の夜間記録と比較すると、当時は睡眠中に血圧の低下と上昇の両方がみられ、
夜間を通じた血圧の変動が比較的大きい状態でした。
また、この時期の夜間血圧は、今回の記録と比べて全体に高い値を示していました。

今回の所見は一症例であり、薬剤効果を断定するものではありませんが、少なくとも本症例においては、
降圧薬服用前後で夜間血圧のレベルおよび変動に違いが観察されました。

図 降圧薬服用2週間目 睡眠時血圧・自律神経

図 降圧服用 約1年前 睡眠時血圧・自律神経

朝方にみられた自律神経活動の変化

朝方、覚醒に近づく時間帯において、交感神経活動の高まりを示唆する変化が観察されました。

参考論文

この症例について他の角度から

👉降圧薬服用後、血圧は下がってきた

👉その降圧の質を血圧の起立反応から考える

👉安静時の血圧と心拍でみる

👉降圧薬で血圧は下がった ― その反応の質を起立負荷から考える


この記事を書いた人

目次