2021年3月30日に開催しました早野先生によるセミナー「知らないと危ない心拍変動解析による自律神経機能評価の落とし穴」というお話の中で、心拍変動解析に関する様々な問題点等について、参加者の方からクロスウェルのソフトではどうなの?というご意見がありましたので、クロスウェル社製ソフトmeijinに関連する部分についてまとめてみました。

【ここがポイント】

・LF・LF/HFの評価で少なくとも一番やっていけないのは姿勢のデータがわからない状態で評価すること。
・単純に評価するのではなく、HF・心拍との関連をみて判断する必要がある

【meijinでは・・・】
クロスウェル社製ソフト血圧・心拍変動解析ソフトmeijinでは、自律神経機能評価サポートとして起立負荷時に特化した心拍変動解析ソフト「きりつ名人」を開発・販売しています。「きりつ名人」では安静時起立時の状態・変化を評価します。LFは起立時に増える例があって、増える例にプロプラノールを投与すると増えるのが抑制されるので、起立時の増加分のLFは交感神経に関係するのではないかといわれています。
参考論文
また、単にLF/HFを評価するのではなく、LFとHFと心拍数との関係、自律神経活動を表していると言われているCVRRを組み合わせて評価できるようグラフ表示など工夫しています。

【ここがポイント】
R波検出ソフトウェアの性能のチェックは必須

R-R間隔の測定は心拍変動解析の基本中の基本だが、いまだに最も難しいステップでもある。

・信頼できるソフトを見つける。
・必ずR-R間隔のトレンドをチェック。

【meijinでは・・・】
R波は1000Hzで検出。
心電図も1000Hzで保存し、R波の確認、ピーク再検出機能などあり。

【ここがポイント】
◆スペクトル分析等の前にR-Rトレンドのチェックが必要
【meijinでは】
R-R間隔トレンドはわかりやすくするために瞬時心拍数としてトレンド表示しています。R-Rトレンドから心電図も確認できます。