CCVを採用し、個人間比較、他人間比較をよりわかりやすく
CCVHFは薬理学的に測定した心臓迷走神経活動を定量的に反映
周波数解析のHF、LF、VLFのcoefficient of component variance (CCV)とは、各周波数の揺らぎの係数ということになり、CVRRと同じように再現性がよく、個人間比較、他人間比較に適した指標となります。(CCVは世界的論文に採用されています。)
・CCV(HF)=√HF/AVG(RR)×100
・CCV(LF)=√LF/AVG(RR)×100
・CCV(VLF)=√VLF/AVG(RR)×100
(AVG:平均 )(RR:自律神経解析に適したRR間隔)(単位:%)
CCVは「各変動成分ごとのCVRR値」に対応する値で、CVRRと同じ概念で捉えることができます。
【参考文献】
Hayano J, Sakakibara Y, Yamada A, Yamada M, Fujinami T, Yokoyama K, Watanabe Y, Takata K.
Accuracy of assessment of cardiac vagal tone by heart rate variability in normal subjects. Am J Cardiol. 1991;67:199-204.